シロアリを放置するとどうなる?手遅れになる前にやるべきことまとめ
放置すると危険だといわれている「シロアリ」ですが、具体的にはどのような被害が生じてしまうのでしょうか?この記事では、シロアリを放置する危険性と手遅れにならないためにやるべきことをお伝えします。大切な自宅を守りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
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シロアリを放置するリスク
たった数匹であっても、シロアリを放置するのは大変危険です。表に見えているのが数匹だけであっても、家の内部を覗いてみると、何万匹ものシロアリが木材を侵食しているケースは少なくありません。
シロアリの発生を見過ごしてしまうと、家中の木材が食べられ、基礎部分の強度が下がってしまいます。早めに対処できれば比較的簡単に修繕できますが、放置すると被害はどんどん広がり、リフォームや家全体の建て替えが必要になることもあります。
さらにそのまま放置していると、地震や大雨など、自然災害の影響を受けやすくなります。例えば、シロアリが侵入した部分から雨漏りが発生してしまったり、小さな地震であっても家が倒壊してしまったりするなどの危険性があるため、できるだけ早く対策しましょう。
シロアリを発見する方法
シロアリは、早期の発見と対処が大切です。本来はプロの業者に定期点検を依頼するのが理想ですが、ここでは、自分でシロアリを発見するための方法を解説します。
床が沈まないかチェックする
- 床の一部がフワフワと柔らかくなっている
- 踏んだときに床が沈む
- ギーギーと軋む
このような状態がみられる場合、床下がシロアリに侵食されている可能性が高いでしょう。床の安定感が損なわれている場合には、被害が進んでいる可能性が高いため、できるだけ早く点検を依頼してください。
床や壁を叩いてみる
床や壁、柱を叩いたときに、ぽこっという空洞音がする場合にも注意が必要です。シロアリは、建物の内側を少しずつ食べ進めると言う習性があります。そのため、表から見たときに特に違和感がなくても、内部はスカスカになってしまっているかもしれません。
目視で確認する
羽アリや蟻道を見かけた場合や、家の中に木屑や虫のフンを見つけたときにも、シロアリが繁殖している可能性があります。羽アリや羽アリの羽を頻繁に見かけるようになったときには、近くにシロアリの巣がある可能性が高いです。その範囲が広がらないうちに、早めに点検と駆除を行いましょう。
蟻道とは、排泄物や土を固めて作られたシロアリの通り道です。建物の周りや床下で蟻道を見つけた場合には、中間部分を少し崩してみてください。中からシロアリが出てきたら、近くに巣があることがわかります。
家の中に、粒状のフンや木屑が見られる場合も、シロアリが発生しているかもしれません。これらのサインを見つけた場合には、必ずシロアリ専門の業者に相談してみてください。
【シロアリ被害】手遅れになる前にできること
ここでは、シロアリ被害が手遅れにならないためにやるべきことをご紹介します。
シロアリ専用の駆除剤を使用する
自分でシロアリを駆除するためには、ホームセンターなどで販売されているシロアリ専用の殺虫剤を使用してください。奥の方に隠れているシロアリも同時に駆除するためには、餌となる成分が含まれた駆除剤をシロアリに食べさせましょう。シロアリは、巣にいる仲間に餌を分け与えるため、その習性を利用してできるだけ多くのシロアリにダメージを与えます。
また伝播性のある駆除剤であれば、シロアリが他の個体に接触しただけでも同様の効果を得られるため、さらに駆除がスムーズに進むでしょう。
シロアリ業者に相談してみる
シロアリ駆除は、床下やシロアリの巣の構造、シロアリの種類や被害状況など、あらゆることを総合的に判断して、ベストな駆除方法を考えなければなりません。シロアリを確実に駆除するためには、専門業者に相談してみましょう。
業者に依頼する金額を気にして自分で駆除を行った結果、シロアリが再発してしまい、数年後にリフォームや建て替えをしなければならない…という事態も珍しくありません。家の安全を守るためにも、一度シロアリ業者に相談してみると良いでしょう。
まとめ
この記事では、シロアリを放置する危険性と手遅れにならないためにやるべきことをお伝えしました。自宅に発生すると、さまざまな変化が現れます。このサインを見逃さず、適切に対処することが大切です。シロアリ対策で一番大切なことは、個人で判断せずにプロの視点と技術を借りて確実に駆除を行うことです。気になることがある方は、ぜひ一度相談してみてくださいね。