家に棲みつく恐れのある害獣の種類とは?侵入させない対策もご紹介
夜になると天井の方から物音がする、異臭がするようになったなどの異変を感じる時は、家に害獣が棲みついてしまっている可能性があります。多くの方がすぐに思い付くのはネズミだと思いますが、実はネズミの他にも人間の家に棲みつく可能性のある動物はたくさんいます。そこでこの記事では、家に侵入する恐れのある6種類の動物の特徴、害獣が及ぼす被害について解説していきます。
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家に侵入する恐れのある6種類の害獣
家に侵入する可能性のある害獣は、主に以下の6種類です。
ネズミ
害獣の代表ともいえるネズミは、実に1,000種類以上いると言われています。その中でも家に棲みつきやすいのが、体調15~25cm程度で大きめな耳が特徴のクマネズミです。夜行性で雑食のクマネズミは、柱をかじって家屋を傷つけたり、屋根裏を走り回って騒音被害をもたらしたりします。
ハクビシン
ハクビシンは、体長50〜70cmで、額から鼻にかけての白いラインが特徴のハクビシン。警戒心が強いため人気のない屋根裏に棲みつきやすく、排泄物によって天井が腐食したり悪臭被害をもたらしたりします。また、体についているマダニから感染症にかかるリスクもあります。
アライグマ
縞模様のある尻尾が特徴のアライグマは、愛らしい見た目から害獣のイメージはないかもしれませんが、ハクビシンと同じように糞の被害をもたらします。アライグマの糞は臭いが強く、屋根裏に棲みついてしまうと家の中まで悪臭が充満してしまうケースも。さらに感染症の媒介となる可能性もあるため、注意が必要です。
イタチ
白っぽい口元や長い尻尾が特徴のイタチ。小柄で愛らしい見た目に反して獰猛な肉食獣で、自分よりも体の大きなウサギや鶏を捕食することもあります。イタチは泳ぎが得意なので、海や川に近い家屋は特に注意が必要です。肛門腺から出す分泌液の臭いによる悪臭被害も多く報告されています。
コウモリ
コウモリには様々な種類が存在しますが、家に棲みつく性質があるのはその中でもアブラコウモリという種類です。体長は5cm程度で、屋根裏やベランダ、軒下などに棲みつきます。糞による悪臭被害やノミによる健康被害を及ぼすので、見つけた場合は早急に対処する必要があります。
タヌキ
タヌキは臆病な性格なため人間に攻撃してくることは少ないですが、庭や畑を荒したり、悪臭や衛生面での被害を及ぼすため害獣の一つに数えられています。近年では街中に出没することが増え、屋根裏に棲みついてしまうケースも増えています。
害獣が家に及ぼす被害とは?
害獣が家に及ぼす被害は以下の通りです。
騒音
多くの害獣は夜行性なため、人間が寝静まった後に活動を始めます。小さな個体でも数が多いと足音や鳴き声は大きくなるため、騒音がストレスとなったり睡眠不足に陥る人も少なくありません。
悪臭
害獣が家に棲みつくと、排泄物の悪臭被害をもたらします。ハクビシンやアライグマ、タヌキなどは一カ所に排泄する習性があるため、強い悪臭を放つだけでなく屋根が腐食する恐れもあるので注意が必要です。
家屋への被害
屋根裏に害獣が棲みつくと、柱や壁、断熱材やケーブルなどが傷つけられるなどして家屋に深刻な被害を及ぼします。配線ケーブルが傷つけられたことが原因で火災に発展するケースもあるので注意が必要です。また、害獣の排泄物によって屋根裏や天井が腐食する被害も考えられます。
怪我・健康被害
害獣は警戒心が強い反面、攻撃的な性格の動物も多くいます。イタチやアライグマといった可愛らしい見た目の動物でも、むやみに近づくと攻撃してくることもあるので注意しましょう。また、害獣の体にはダニやノミといった生物が寄生しているため、人間やペットへの健康被害が懸念されます。
害獣を家に侵入させないようにするには
害獣が棲みついてしまうと駆除が大変なため、家に侵入されないようにすることが大切です。害獣は小さな隙間からでも入り込めるため、市販の侵入防止カバーなどを活用してできるだけ侵入口を塞ぐようにしましょう。害獣が嫌う匂いのハーブや忌避剤も効果的です。
もし害獣が棲みついてしまったらプロに依頼しよう
家屋には様々な種類の害獣が侵入する恐れがあります。多くの害獣は警戒心が強いため、駆除するのは容易ではありません。また、害獣は法律で勝手に駆除できない動物も多いため、もし棲みついてしまった場合はプロに依頼するのが一番の方法です。甚大な被害が出てしまう前に、もし害獣の存在に気が付いたら早めに行動に移しましょう。