飲食店の害虫はどうやって対策する?自分でできる効果的な7つの方法
清潔感を大切にしたい飲食店において、害虫の発生は深刻な問題です。「もしお客様に見られてしまったら?」と考えると恐怖すら感じてしまいますよね。しかし、どのような方法が有効なのかわからない…と悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、飲食店における効果的な害虫対策をご紹介します。
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飲食店で害虫対策が必要な理由
飲食店で害虫対策が必要な理由の一つ目は、衛生面での問題です。虫の侵入によってさまざまな雑菌が運ばれることで、最悪の場合食中毒に繫がる恐れもあります。もう一つは、お客様が不快に思うことで風評被害に発展する危険もあるという点です。悪い評判というのは長い期間付きまとってしまうものなので、出来る範囲の害虫対策は必ず行いましょう。
飲食店における効果的な害虫対策
飲食店における効果的な害虫対策は以下の通りです。
店内は常に清潔に
まず一番重要なのは、店内を常に清潔にしておくということです。あたたかく湿度もあって食品が豊富にある飲食店は、虫が好む条件が揃っています。虫は快適な場所を見つけると巣を作って繁殖してしまうため、まずは虫の好む環境をできるだけ作らないことが大切です。
コールドテーブルの下や厨房機器の裏側などは食品くずやホコリが溜まりやすいので要注意。特に夜の営業が終了した後はしっかりと清掃・除湿を行い、綺麗な状態にして帰るようにしましょう。
食べ残しなどの食品を放置しない
当たり前のことですが、食べ残しなどの食品を放置しないということも徹底しなければいけないことの一つです。併せて、生ごみは必ず毎日処理し、店内に残さないようにしましょう。
侵入経路を遮断する
虫が店内に入ってくるということは、何らかの侵入経路があるということです。その経路を遮断することが有効な害虫対策になります。虫の侵入経路としては、出入口の他に換気扇や排水口、外壁のひび割れなどが挙げられます。虫は僅かな隙間からでも侵入してしまうので、排水ホースと穴の隙間をテープで塞いだり、換気扇には目の細かなフィルターを使ったりと、塞げる空間は塞ぐことが大切です。
におい対策を行う
飲食店なので食品の匂いがするのはある程度仕方のないことなのですが、油やビール、タマネギ、砂糖やパンなど虫が好む匂いのものを床にこぼした場合は、しっかり拭き掃除をしてできるだけ匂いを残さないようにしましょう。虫が嫌うハッカやハーブ系、レモンなどの匂いの忌避剤やスプレーを活用するのも効果的です。
段ボールを放置しない
業者が運んできた段ボールに害虫や害虫の卵がくっついているケースもあるため、早めに処分するようにしましょう。段ボールは害虫にとって最高の環境なので、放置しておくと大量発生に繫がる恐れがあります。
除湿対策を行う
意外と見落としがちなポイントかもしれませんが、除湿を行うことは害虫対策としても有効です。虫の中には湿気の多い場所を好む種類も多いため、どうしても湿度が高くなりがちな厨房は除湿剤や除湿機などを活用して対策を行いましょう。また、厨房は床が濡れることが多い場所ですが、帰宅する前にきちんと水分を拭き取るだけでも効果があります。
駆除グッズは正しく使う
ホームセンターなどには様々な駆除グッズが売られていますが、正しく使わないと逆効果になることもあります。餌の匂いでおびき寄せるタイプのトラップは、その強烈な匂いで店外から別の害虫を呼び寄せてしまう恐れもあるため、設置する場所には注意が必要です。
このタイプの駆除グッズは生息場所の特定や、たくさん発生している時に数を減らす目的では有効なので、使用する場合は外部に繫がる部分には置かずに、害虫の通り道に置くようにしましょう。
駆除が難しい場合はプロに依頼するのも一つの方法
害虫対策の基本は、なんと言っても店内を清潔に保つことです。しかし、様々な対策を行ってもどうしても防ぎきれずに住み着いてしまうこともあるかもしれません。害虫は一度住み着いてしまうと対策が難しいため、その場合はプロに依頼するのも一つの方法です。お客様にとって快適な空間を作るためにも、今一度害虫対策を見直してみてはいかがでしょうか。
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